私はレンタルガレージの募集や契約の担当をした経験がありますが、高級車の購入と同時にレンタルガレージを探し始めたという方から問い合わせを受けたことが何度もありました。
このように高級車を一般的な屋根のない駐車場に保管することにリスクを感じ、シャッターで守られたレンタルガレージを選ぶ方は多いです。
この記事では、高級車を青空駐車場(屋根のない、一般的な屋外駐車場)に保管するリスクを紹介します。
まずは、青空駐車場に高級車を置く様々なリスクを紹介します。
よく知られているリスクではありますが、高級車は可能であれば青空駐車場では保管しない方が良いことが分かります。
高級車を青空駐車場に置いておくリスクとして分かりやすいのが、紫外線による塗装へのダメージです。
私は高級車を所有していたことはありませんが、新車で購入した車が1年ほどで退色していました。
鍵のひっかき傷を直そうと専用の補修ペンを購入しましたが、1年青空駐車場で保管していたただけで色が合いませんでした。
高級車の紫外線対策のために車にカバーをかける方法もありますが、手間がかかるのであまりおすすめできません。
青空駐車場に置いておくと、どうしても雨風によるダメージを受けてしまいます。
最近では急に天気が悪化し、雹(ひょう)が降ることもあります。
台風の時に物が飛んできて破損する可能性もあり、高級車を青空駐車場に置いておくのはおすすめできません。
青空駐車場の場合、不特定多数の人の目に触れることになります。
高級車だと目立ち、イタズラのターゲットにされる可能性もあります。
私は普通車の右側の前後両輪をパンクさせられた経験があります。
青空駐車場は、イタズラ目的の人の目につく可能性が高いのでおすすめできません。
青空駐車場のなかでも、砂利の駐車場は雨が降ると車体が汚れることがあります。
叩きつけるような雨で泥が跳ねると、車の下部が汚れてしまいます。
洗車の手間を考えると、砂利の駐車場は避けたほうが良いでしょう。
青空駐車場の場合、最も恐ろしいのが盗難リスクです。
イタズラだけならまだしも、車を盗まれたらどうにもなりません。
実際、買い物で車を停車している間に盗難被害にあう例もあります。
高級車を保管するなら、屋根と鍵付きシャッターが設置されたレンタルガレージがおすすめです。
レンタルガレージの特徴やメリットを紹介します。
ここでいうレンタルガレージとは、「シャッター付き貸しガレージ」や「シャッターガレージ」とも言われるものです。
バイクが収納できるものから、車1~2台分まで停められるものまで様々なサイズがあります。
レンタルガレージの特徴は、高いセキュリティと完全なプライベート空間を確保できる点です。
高級車を青空駐車場ではなく屋根付きの駐車場に置くことで紫外線ダメージは防げますが、不特定多数の人の出入りがあると、どうしてもイタズラや盗難のリスクがあります。
レンタルガレージであれば、鍵付きのシャッターで愛車を守ることが可能です。
最近のレンタルガレージには24時間の監視カメラが設置されていたり、SECOM等のセキュリティシステムを導入しているガレージもあります。
車を安全に保管する方法として、レンタルガレージ以外にガレージハウスがあります。
賃貸のガレージハウスは、1階が車庫、2階以上が住居となっています。
ガレージハウスは1階に降りたらガレージという魅力がありますが、住居部分が狭い、賃料がレンタルガレージと比較して高いというデメリットがあります。
また、ガレージハウスのように住居としてもガレージを利用するなら、引越しの手間、通勤距離、子供の通学距離等まで考える必要があります。
一方、レンタルガレージであれば住居面での心配もなく利用することができます。
高級車を気軽に安全に保管するなら、レンタルガレージがおすすめです。
レンタルガレージとガレージハウスの違い|それぞれのメリット・デメリット高級車を紫外線や雨風から保護する方法として「屋根付き駐車場」があります。
ただ、屋根付き駐車場は窃盗やイタズラリスクは防ぎにくいでしょう。
数分で高級車を盗み出す手口をもった窃盗グループもいるくらいなので、屋根付き駐車場はあまりおすすめできません。
レンタルガレージであれば、鍵付きシャッターという窃盗グループにとっては物理的な障壁があるので、手を出しにくいともいえます。
高級車を安全に保管したいならレンタルガレージがおすすめです。
紫外線や雨風から車を守るだけでなく、窃盗対策にもなります。
愛車を長く大切に使うためにも、レンタルガレージは一度検討して頂きたいです。